ななころびやお記

27歳国語科。「ことばを介して仲間とつながる」をテーマに日々奮闘中。国語の授業、中学生とのクラスづくり、部活運営、ちょっとした工夫などを中心にゆるゆると日頃の思ったこと、気づいたこと、思いついたことを書き綴っていきます。

年間150号を超える学級通信を書くことに初めて成功した僕が「続けられたコツ」

偉そうなタイトルをつけてみました笑

学級通信を多く出すことには賛否両論ありますよね。

でも、1年間を終えての、今の私の実感は「書いてよかった」でした。

 発行して分かったのが、意外とたくさんのメリットがあり、無駄な努力ではなかったということ。

 

一言で言います。

私が続けられたコツ=読んでもらえた!という喜びです。

 今回は、「読んでもらえた」と思える通信を無理なく書くために、私が心がけていたことをご紹介したいと思います。

  1. 特別なタイトルをつけ、クラスの文化の一つとして定着させる。
  2. 朝の会、または帰りの会で、きちんと読ませる習慣を作る。
  3. 基本スタイルはB5で。一度にたくさんの情報を書かない。
  4. フィードバックは積極的に受け付ける。
  5. 子どもの声・保護者の声は積極的に取り上げる。

以上の5つです。

 

1.特別なタイトルをつけ、クラスの文化の一つとして定着させる。

これは比較的、多くの方が実践されている内容かと思います。

何も特別なことはありません。オリジナルのタイトルを作るのです。

私の場合、1~3年目は「1年2組学級通信」など、そのまんまのつまらないタイトルをつけていました。

ところが、4年目「ななころびやお記」というタイトルにしてみたところ、1か月を超えたあたりから、タイトルが定着してくるということがわかりました。

「先生、『ななころびやお記』いつもありがとうございます。」

「うちの子『ななころびやお記』だけは、きれいにファイリングしてるみたいなんです。」

なんて言われると、不思議と特別感が生まれ、書いている自分としては単純に愛着が湧いてくるのです。

 

2.朝の会、または帰りの会で、きちんと読ませる習慣を作る。

学級通信を書いている身として、一番悲しいのは、「頑張ったのに誰にも読んでもらえないこと」ではないでしょうか。

もちろん、数を発行することにはリスクがあり、「多いからこそ一枚の重みが減るのではないか」という意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。実を言うと、私もそう悩んだ時期がありました。

しかし、時間的枠組みを設定することでいくらか、読者を作ることができます。

・・・というか、読まざるを得ない環境を最初は作ってしまうのです笑。

3分程度読む時間を作り、その中で特に共有したいことは音読する程度で構わないと思います。

すると、少なくとも生徒は目を通すことが習慣になってくる生徒が徐々に増えていきます。

高望みはしません。でも、1人でも大切にしてくれる人がいるなら…ぐらいの謙虚な気持ちで臨むと、だんだんと増えていく読者に感謝の気持ちが生まれます。

 

3.基本スタイルはB5で。一度にたくさんの情報を書かない。

私もときどきB4で大きなものを出すこともあります。

しかし、意識的に普段はB5にするようにしています。

B4の学級通信は、書きあがったときの達成感は、それはそれは「頑張った感」でいっぱいなのですが、配ったときに集中力を保って読んでもらえるのはせいぜい3分程度。

大きなエネルギーを使って出したはいいけど、1学期の終わりに出した通信が第4号程度…なんてこと、ありませんか?

やってみて1か月目くらいで気づいたのですが、週1でB4よりも、2日に1回B5の方がずーっと楽です。

改行も惜しみません。言いたいことがハッキリしているときは15分で書けます。

また、ブログについてのtipsにもよく書かれていることですが、「1テーマ」なら読む側にもすっきり入るという付加価値もあります。

 

4.小さなフィードバックも積極的に受け付ける。

書いている側にとって続ける意欲になるのは「読んでくれているんだ」という実感です。

1年目の頃から、<保護者通信欄>を設け、ご意見を積極的にいただく姿勢を作りました。感想はうれしいものです。

保護者会や面談などでも、「『ななころびやお記』もいつも読んでくださってありがとうございます。」と試しにふってみると、何らかのリアクションを返してくださいます。

習慣化してくると、たまに、生徒たちから「今日はないの~?」と言ってきてくれることがあります。

そういう言葉もポジティブ解釈して、「いつも読んでてくれてるのね、うれしい!」と素直に返します。

「書いてるのだから感謝して当たり前だろ。」ではなく、

「あんな趣味のような通信を読んでくれてるなんてありがとう」というスタンスでいると、学級通信をネタに話題がひとつでも増えることがメリットのように思えてきます。

5.子どもの声・保護者の声は積極的に取り上げる。

教員2年目のときから私は、学級通信では、私の言葉だけではなく、生徒と一緒に書く参加型学級通信を目指しています。

タイトルも

「3組の仲間たちと綴る『ななころびやお記』」

「1組の仲間たちと綴る『ゆめつむ記』」

のようにしています。

ご経験がある先生もいらっしゃるかもしれませんが、

「自分や仲間が映っている写真」

「自分や仲間が名指しで取り上げられている記事」

「自分や仲間のことばが記名付きで乗っている記事」

は、無条件に読んでくれる率が高くなります。

 

理由は単純です。

大人の独りよがりな記事よりも、自分や仲間が登場する記事の方がより多くの生徒たちが関心を持つ情報だからです。

 

また、

①「感想一覧」、と無記名で箇条書きに書いている記事

②自分と同じ経験をした、特に仲のいい友達や、けんかしたあいつや、気になるあの人がどんなことを感じたのかわかる記事

だったらどっちが読んでいて楽しいでしょうか。私なら仲間に愛着があればあるほど②が楽しいと感じます。

 

おまけ:「記名への抵抗」に対する私の意見

「全員平等にするためにあえて名指しはしない」

→正の字でカウントをすれば、クリアできます。

 

「自分の言葉が記名で載っていたら嫌がられるので、名前は伏せる」

→いきなり載せられたらたしかに大人でも驚きます。でも、事前に子どもたちに「載せてもいいよね?」と宣言しておけば、少しは気持ちの負担も減ります。繰り返すと慣れてもきます。

 

「人間関係を気にする子たちもいるから、学級通信で名指しは気持ちの負担が大きいのでは?」

→自分の意見を名前つきで表に表現するからこそ、ことばへの責任感覚が芽生えるのではないでしょうか。もちろん、(関係性のできていない4,5月は特に)ネタによっては慎重に配慮する必要があります。

 

リスクはあれど、生徒一人ひとりを大切に取り上げてあげることで、きっと何倍も注目度の上がる通信になります。

 

ここまで学級通信についての私見をまとめてみました。

いかがでしたか?

とはいえ、私自身、まだ上手に文章は書けないし、もっと素敵な通信を書かれる先生方は周りにたくさんいらっしゃいます。

あなたのアイデアもぜひ教えてください!(*^^*)