ななころびやお記

27歳国語科。「ことばを介して仲間とつながる」をテーマに日々奮闘中。国語の授業、中学生とのクラスづくり、部活運営、ちょっとした工夫などを中心にゆるゆると日頃の思ったこと、気づいたこと、思いついたことを書き綴っていきます。

30秒で脳を活性化させるささやかなペアワークのすすめ

これはどの教科にもあてはまると思うのですが、ほんの少しだけでいいから、生徒に意見交換をさせたいときってありますよね。

メモもいらないし、ホワイトボードもなくていい。

なんなら、このちょっと眠たい空気がなんとかなってくれればそれでいい…。

そんなときにオススメの方法をご紹介します。


それは「隣の人への話しかけ方(尋ね方)をジェスチャー付きでデモンストレーションする」というものです。

 

そもそも、話題がないのに「自由に話して」はムチャぶり。

よく、「面白いこと言ってよ」というムチャぶりをする人がいます。

でも、それってなかなかされた側はたまったものではありませんよね。

生徒同士のコミュニケーションでの、「では、隣の人と自由に話してください。どうぞ。」は、これに近いものがあります。

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話しかけたいのに話題が見つからなくて気まずい…そんな思いをする子にとっては、この時間は苦痛です。

 

自由なコミュニケーションを促進するためにあえて枠組みを規定する。

一方、話題が決まっていると、幾分話しがしやすいものです。
ところが、コミュニケーションが苦手な私のような人にとっては、第二の壁に直面します。
それは、「どう話を切り出したらいいの?」という悩みです。

そこで、話しかけ方もデモンストレーションすることをおすすめします。
私のマネして話しかけてね。となりの人に訊いてみよう。『どっちが好き?』(手を差し出しながら)

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面白いようにやってくれます。
だいたいのペアが、一瞬で会話がスタートします。
あとは30秒もすれば、「はーい、ではこっち向いて」と、次の動作の指示をすればいいですし、場合によってはクラス全体で意見発表をさせるなどの展開にも持っていきやすいです。
なお、慣れてくれば、「私のマネして話しかけてね。」の一言はなしでいけます。3秒短縮。

不思議と、手が挙がりにくい雰囲気の学級も、その後の発問にはいくらか挙手者が増えてくれます。

 

コミュニケーションが苦手な子も、大多数は話し始めれば話せちゃう。

これって、大人にも共通しませんか?
話題が決まっていて、「これについて話せばいい」と安心して話せたら会話は成立するのです。
「この話題、相手はどう思うのかな」なんて考える隙もないからかもしれません。

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、ファシリテーションの「バズ・セッション」の応用です。
先輩に似た実践をされていた方がいたのでそこから学びました。
いままで、合計4年間で30個の学級、600人以上の生徒の前で、打率9割5分の方法です。

いかがでしたか。よかったら今日から実践してみてくださったら嬉しいです。